りきすいの郷(さと)

テキスト系の記事とか、ネタ系の記事とか書きます。

発見

先日、すき家の牛丼を持ち帰った。

随分慣れてきた感のあるコロナウイルスの感染対策で、多くの飲食店ではテイクアウトの注文が増えた。すき家では元々テイクアウトでの注文が可能であったが、他の例に漏れずコロナ禍によって増えた売り上げもあるだろう。コロナ禍初期の頃に比べると店内飲食もだいぶ散見されるようになってきたが、持ち帰り客の勢いもまだ当分収まりそうもない。

元々私は職場の昼食休憩に近所のすき家をよく利用していたが、やんごとなき事情によって最近では頻繁な外食の出費を抑えるべく可能な限り外食を控えている。

そんな節制を実施していたわけだが、期間限定発売のトッピングが出るので食べたいと、同居しているパートナーたっての希望で、珍しくテイクアウトすることになった。

 

f:id:go-went-gone:20220704110507j:image

夏場によくあるスタミナ食系のガツンとクるタイプのバリエーションだ。引き換えにしばらく口が臭くなるのは痛いが、やはりニンニクの旨さは無類である。

ところで、コロナ禍でのマスク生活やリモートワークの普及によって全国的にニンニクの消費が増えたというニュースを先日見た。人と会う機会が減り、口臭エチケットを気にする必要性が薄くなっているのが大きな要因だそうだ。本来ならば私もこの波に乗ってあらゆる食事にニンニクを投入したいところなのだが、自動車教習という仕事の特性上、どうしても車内という狭い空間にマンツーマンで籠ることになる。換気のために窓を開けているとは言え、自身から発する臭いを無くすことはできない。マスクから漏れた口臭は気流に乗ることとなるが、ここでもし車外へ流れる気流の導線に相手がいればマスク越しだとしてもわずかに吸い込まれた臭気が鼻腔を刺激してしまうことになる。そうなれば私は教習生から陰でニンニクと呼ばれることになり「ニンニクの教習マジ臭くて無理w」などと言われ、職場へは私宛ての非難やクレームの嵐、たちまち私は職場での信用を失い居場所を無くしてしまうこととなるでしょう。そのような悲劇を防ぐためにも、私は仕事の前日にはできるだけニンニク料理等の臭いの強い食事を避けているのです。

ですから、休み前にニンニクを多量に摂取したりするのは人生における一つの楽しみなわけです。このテイクアウトも休みの前日だということで恐れる物は何もありませんでした。

パートナーは件のトリプルニンニク牛丼の並盛を注文していましたが、私はこの日が健康診断であったこともあり、血液検査のための注射を頑張った自分へのご褒美に一切の遠慮を捨て、トリプルニンニク牛丼メガ盛ねぎ玉マヨトッピングという某ラーメンチェーンのインスパイアを彷彿とさせるような注文をしてしまいました。

 

 

 

f:id:go-went-gone:20220706130451j:image
f:id:go-went-gone:20220706130454j:image

そんなこともあって私が持ち帰ったものは殆どお誕生日ケーキでした。

お誕生日ケーキを構成する要素は透過性の無い大きな袋に入った箱状の何かだけなので、広義の意味で言えばすき家のテイクアウトとはお誕生日ケーキだったのです。

世の中にはまだまだ知らない気付きがたくさんあるのだと思うと、これはうかうかしていられませんね。