りきすいの郷(さと)

テキスト系の記事とか、ネタ系の記事とか書きます。

悔改(くいあらため)

例えば、目的も無いのに1ヶ月間という暇(いとま)を与えられた時、人は一度たりとて罪を犯さずにいられるのか?という話だ。

 

 

俺は高校3年生の冬、卒業を控えた自主登校期間にあろうことかクッキーを焼いていた。それだけならまだしも、苺カスタードタルトを作り食べていた。

当時バレなかったからよかったものの、もし警察に捕まりでもすれば少なくとも20年は刑務所から出てくることができなかっただろう。再犯の可能性も考慮すればそのまま死刑だった可能性すらある。こんなにも恐ろしい罪を犯していたのかと、今考えればゾッとするが、ほんのり春の香り漂う2月の風を浴びた若い身体が、一度覚えた快楽に対し内底から溢れ出す情動を抑えることなどできようはずもなく、当時の俺はただ過ぎ行く時間をぼんやりと眺めては、甘味を栽培し、そして摂取していた。

甘味の副作用によって身体を壊す事例は数多く知られているが、俺とてその例外では無く、俺の場合は当時、副作用による体重の増加に苛まれた。その影響は凄まじく、更生し甘味の栽培を辞めた今でも俺の体重は増加したまま減ることなく今日に至る。

この文章は懺悔である。俺は、弱いことを言い訳にし犯罪に走ってしまった自分をずっと責め続けている。悪いのは自分だし到底許されることであるはずがない。だが、俺はこの苦しみを今後の人生においても生涯背負い続けていくことだろう。このように短い文字の羅列で伝えられることではないが、もしも貴方がこの文章を読んだなら、この恐ろしい犯罪の連鎖を断ち切るため行動してほしい。二度と俺のような犯罪者を出してはならないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関係無いけど、8月に自動車学校の先生になりました。我が国の免許保有者数を増加させ、混沌と災厄をもたらす計画が始動しました。応援してくれよな!